玉手箱フィルム

映画好きなのに老後を楽しむために、20年間映画鑑賞を封印していたが人生も半分きたので解禁🎬鑑賞した映画を片っ端から記録していく日記である

自分と重なって心が熱くなった「十五才 学校Ⅳ」

youtu.be

この作品を見たきっかけは

何気なくテレビで予告が流れていて

主題歌がゆずの「くず星」だったので

当時ゆずのファンだった私は観ることにした

 

この映画は「学校」というシリーズで

他にも作品があるのだが、私は今作しか見ていない

 

タイトルで記している

「自分と重なった」というのは

私がこの映画同様に、15才の時

登校拒否をしていた時期があるからだ

 

中学3年生という、心の揺れ動きの激しい時期は

輪をかけて様々なことが起こりやすいのかもしれない

 

思春期ならではの心の動きや

子供と大人の狭間で、主人公が大人たちとの

関りから気づきや学びを得るさまが

とてもリアルに描かれていて

後半は涙が止まらなかったのを覚えている

 

ここからは少しネタバレをしながら

感想を綴っていこうと思う

 

まず、今作の主人公である大介は半年前から

原因不明の腹痛により不登校だった

そんな大介が、両親に何も言わずに

家出をすることから物語は展開していく

 

大介はヒッチハイクをしながら

屋久杉を目指して旅をするわけだが

その道中で、様々な人と出会い関り

そこから様々なことに気づき学んでいく

 

今作は、大人側の視点も大介側の視点も

バランスよく描かれており

どちらにも共感できる部分があり

子供だから気づける部分

つまり大人になって失ってしまうものを

上手に描いている作品だと思う

 

私も子供たちに言われてハッと

した経験が何度もある

そのたびに、自分が大人になったこと…

なってしまったことを実感する

 

でも、子供たちは大切なことを気づかせてくれるから

本当にありがたいと思う

 

今作は私の「15才の時の自分」と向き合う

良い機会を与えてくれた作品なので

おそらく今見ても大泣きすることが予想される

 

ただ、この先の人生でもう一度

見てみたいと思っている作品の1つでもある