玉手箱フィルム

映画好きなのに老後を楽しむために、20年間映画鑑賞を封印していたが人生も半分きたので解禁🎬鑑賞した映画を片っ端から記録していく日記である

種族が違っても血の繋がりがなくても寄り添えば絆が生まれる「バケモノの子」

youtu.be

 

この作品を見るきっかけとなったのは高校生の甥である

 

昨年、映画鑑賞を解禁した私は

いざ解禁したけれど、何から見ようか悩んでいた

 

私は人前で泣くことが恥ずかしいと感じるタイプの人間なため

感動作品は映画館でお客さんが数名のほぼ貸し切り状態の時や

家で一人のときしか見たことがなかった

 

ただ、昨年「涙活」なるものを知り

泣くことでストレス発散や自律神経を整える効果があるなど

体に良いということで、一人で涙活しようと決めた

 

もちろんネットで検索すれば、感動する作品は

溢れているのだが、どうせなら今どきの若い子が

好む作品を見てみようと思ったのだった

 

近年のアニメーション作品が素晴らしいことは

知っていたが、映像が素晴らしくても

内容はどうなのだろうと思っていたが

偏見は捨て、まずは観てみようと思い

数作品教えてくれた中、この作品から見始めた

 

まず、感想としてはやはり映像が素晴らしかった

正直、綺麗すぎるモノは好みではないのだが

(CGが多すぎるものなど)私のような素人が

言うのも烏滸がましいが、程良い描き方で好感が持てた

 

そして内容に関しては、少しネタバレしながら

綴っていこうと思う

 

まず、予告を見た印象では

主人公の九太と熊徹が時間をかけて

親子になっていく物語と思っていた

 

端的にはその通りだが

私は熊徹の友人の百秋坊と多々良の存在が

とても大きいと感じた

 

熊徹は不器用で無鉄砲な父親という感覚で

慈悲深い母の役割を

百秋坊が担っていたと思う

そして、多々良は皮肉屋ではあるが

親戚の兄ちゃんのような感覚で2人を見守っていて

温かい気持ちになれた

 

血のつながり以前に人間とバケモノという違いがありながら

家族という感覚がちゃんと伝わってきた

 

終盤の展開は予想外だったが

熊徹が何の迷いもなく、九太を守りたい一心で

決めた覚悟に感動した

 

母娘とは違い、父と息子の絆なので

ベタベタしている感じはないけれど

似た者同士の父と息子の

頑固で素直じゃないけれど

行動に愛が溢れていて良かったです

 

正直、もう少し猪王山と一郎彦のエピソードなどを

見たかったというのが本音

 

チコ、可愛かったなぁ…